DSAセミナー

DSA国際事業委員会セミナー

国際事業委員会では昨年からワークショップ形式の国際セミナーをスタートし、大変好評で第二回目を迎えました。4月5日17:00から場所も同じ虎の門The Gallery Tooで開催し、セミナータイトルは、「“Tools For Design Thinking Doing”デザイン思考のためのツール」です。
このセミナーは、日本で活躍する外国人クリエイター、デザインディレクターのトップランナーの方々5名を講師にお招きし、少人数のワークショップ形式で開催しています。基本は通訳なしの英語でのコミュニケーションになります。しかし、英語で話すことが目的ではなく、言葉の壁を越えて、国籍や多様なバックグランドを越えて、クリエイターとしての大切な部分を、参加する仲間といっしょに発見することを目的にしています。講師の先生方は、熱意にあふれ、日本のクリエイターのみなさんとの交流を楽しんでおり、お互いに刺激し合うよい機会となっています。今回は、最初にドイツ出身のアンドレアス・シュナイダーさんが、キープレゼンテーションを行い、アンドレアスさん手作りの“ダイス”が各チームに配られ、3つのキーワードからデザインを発想するプログラムを行いました。講師によってワークショップの構成は自由で、講師それぞれの個性を楽しめるのも2回目の参加者に好評でした。
これからは、英語ビギナーの方向けに通訳のある講座や、ぐっと本格的にデザインについてディベートするような、日本とは異なる海外のデザインシンキングやアプローチなどテーマを深堀していきたいと考えています。ぜひ、今後とも、みなさんのご参加をお待ちしています。

※以下のURLより、今回、アンドレアスさんが示した“3つのファクター”について、会場で説明した画面のサイトにリンクします。
https://3factors.org/default

 

講師プロフィール

ブライアン ヴァン スティップドンク Brian van Stipdonk

スターバックスコーヒー
クリエイティブ&イノベーションディレクター
米国デトロイト出身

25年にわたり建築、商業施設、オフィス、家具等幅広い分野でのデザイン実績を持つ。2016年より米国スターバックス本部よりデザインディレクターとして日本赴任。

アンドレアス シュナイダー Andreas Schneider

IIDj
インターナショナルリレーションズ&デザインストラテジー
ドイツ ベルリン出身

情報デザイン、都市計画、建築、移動手段に関する調査等の出版物の企画、設計、編集に従事。
IIDjの創設メンバーの一人であり、1999年から日本在住。クリエイティブ教育とそのツール開発も専門とする。

メリッサ マイゼル Melissa Mizell

ゲンスラー
デザインプリンシパル
米国サンフランシスコ出身

20年以上にわたりゲンスラーのデザイナーとして活躍。
ワークプレイス、教育関連施設、リテールセンター、航空関連施設など、多分野のプロジェクトでデザインディレクションを行う。

セルジオ マリア カラトローニ Sergio Maria Calatroni

アーティスト
(元東京大学・総合研究博物館客員教授、2008年日本ディスプレイ大賞受賞者)
イタリア・ミラノ出身

ミラノを拠点に建築家、インテリアデザイナーとして「在シリア日本大使館」など建築作品のほか、日本企業の家具・パッケージング・ブランディングなど幅広く手がけ、
2009年より日本でアーティスト活動に専念。

ニクラス・リリヤ Niklas Lilja

R/GA エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター
フィンランド ヘルシンキ出身

ニクラス氏は、世界を舞台に業界をリードするマーケティング会社で20年以上の経験があり、
世界的に有名なブランドの変革を多数手掛けている。